こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 副業がNGなのはどんなケース?あなたの会社が副業OKか確認する方法
- 副業が会社にバレる理由
- 副業が会社にバレない方法はある?
- 副業が会社にバレたらどうなる?
- 〇〇までなら副業はバレない?僕の副業の体験談
- 会社にバレにくい副業6選
本記事の信頼性
ブロガー歴2年半(初心者でブログを始めた元会社員)
趣味ブログで月間15万PV、月収15万円を達成
妻と2人の子供を抱えるパパ(専業主夫として家事・子育てを兼業)
働き改革によって、日本では2018年以降から副業を推奨する法律になりました。これに伴い、それまで副業を禁止していた企業も副業を解禁するようになってきています。
ですが、今もなお副業を禁止している企業は、一定数存在します。
そんな中、「会社で副業を禁止されてるけど、こっそりやりたい…。」と考えてる人も結構いるはず。
そこで本記事では、「副業が会社にバレる理由・バレない方法はあるのか?」などについて、実際に副業をやったことのある僕が経験談も交えて徹底解説します。
早速見ていきましょう。
副業がNGなのはどんなケース?あなたの会社が副業OKか確認する方法
まず、副業がバレるバレない以前に、あなたの会社が副業OKなのかどうか確認する必要があります。
確認方法は、会社の「就業規則」を見ればOK。そこに「副業をやってもいいか」「どんな副業ならOKか」「副業をやる場合の注意事項」などがのってます。
副業をやるなら、ここは確認必須です。
会社員の副業は法律上問題ない
会社の就業規則で「副業禁止」と定められている場合、会社のルール上は副業ができません。とはいえ、国としては副業を認める方針に変わってきています。
実際に、厚生労働省の「モデル就業規則」を見ると、2017年までは「許可なく他の会社などの業務に従事しないこと」という記載がありましたが、2018年以降はその文言が削除されました。
さらに、副業に関して「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」という規定を新たに設けています。
つまり、副業をしても法律上の罰則はありません。
ただしなんでもアリではない
ただし、厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」には、以下の記載があります。
「副業・兼業を希望する場合にも、まず、自身が勤めている企業の副業・兼業に関するルール(労働契約、就業規則など)を確認し、そのルールに照らして、業務内容や就業時間等が適切な副業・兼業を選択する必要がある」
出典:厚生労働省:副業・兼業の促進に関するガイドライン
なので、法律で禁止されてないからといって、なんでもありというわけではないです。
とはいえ、もし会社の就業規則が副業禁止のままなら、その会社に問題があるのかも?しれません。今でも副業禁止の企業に勤めているなら、早めに転職した方がいいかもです。
本業に支障がないことが大前提
副業がOKな場合でも、本業に支障がないことが大前提です。
法律では以下のように定められているので、注意しましょう。
(副業・兼業)第68条
労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。
会社は、労働者からの前項の業務に従事する旨の届出に基づき、当該労働者が当該業務に従事することにより次の各号のいずれかに該当する場合には、これを禁止又は制限することができる。
① 労務提供上の支障がある場合
② 企業秘密が漏洩する場合
③ 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
④ 競業により、企業の利益を害する場合出典:厚生労働省「令和3年4月版 モデル就業規則」
公務員の副業は法律で禁止されている
会社員は副業が認められていますが、公務員は法律で副業が禁止されています(出典:内閣官房内閣人事局「国家公務員の兼業について(概要)」)。
なので、もしあなたが公務員である場合、残念ながら副業はやめた方がいいです。どうしても副業したいなら、転職するしかありません。
たしかに、公務員はリストラや減給がないというイメージが強いですよね。でも実は、一部では公務員でもリストラが行われ始めています。
理由は会社員とほとんど同じで、財政悪化による人員の整理・勤務状態の不良・公務員として適性を欠く(仕事ができない)などです。
公務員は10年以上前と比べると給料もかなり減っているみたいなので、今や公務員であっても安心しきることはできません。
副業が会社にバレる理由
このようにお考えの方は、まずどういったケースで会社に副業がバレてしまうのかを理解しておきましょう。
結論としては以下のようなケースが一般的です。
- 住民税の増額
- 社会保険の通達
- 副業がアルバイトである
順番に解説していきます。
住民税の増額
会社に副業がバレる理由としてもっとも代表的なのが、住民税の増額です。
大前提として、副業で収入が増えると、それに伴い住民税も増えるようになっています。
そして従業員の住民税は、給料からの天引きで会社がまとめて支払うのが一般的です。つまり、会社は従業員全員の住民税額を把握することができます。
もうわかりますよね?副業で収入が増えると、会社は「この人住民税が増えてる。もしかして副業やってるんじゃね?」となるわけです。
社会保険の通達
副業の勤務時間が週20時間以上の場合は、正社員ではなくても社会保険への加入義務が発生します。
副業先の社会保険に加入すると、正社員として働いている会社に社会保険への加入と報酬の決定通知が届くので、そこでバレる可能性があるわけです。
副業がアルバイトである
副業がアルバイトの場合は、バレる可能性が高くなります。
アルバイトは給与制なので、「給与所得」に該当します。この場合、給与を支払った企業は「給与支払報告書」を役所に提出しないといけません。
一方、本業の会社には、役所から「給与所得等に係る市民税・県民税 特別徴収税額の決定通知書」が届きます。この書類には、副業のアルバイト先が給与支払報告書で報告した所得の合計額が記載されています。
なので、ここに注目されたらバレる可能性が高いわけです。
給料を手渡ししてもらえばバレない?
こう考える人もいると思いますが、これもバレる可能性があります。
上記でお話したとおり、アルバイトの場合は「給与支払報告書」が役所に提出されるので、それによって住民税が決まり、本業の会社へ通知されてしまいます。
副業が会社にバレない方法はある?
結論からいうと、副業が会社に絶対バレない方法というのは存在しません。
ですが、「バレにくくする方法」というのはいくつかあります。それが以下の2点です。
- 住民税を自分で納付する
- 年間所得を20万円以内に抑える
- 報酬をポイントで受け取る
- 副業について他人に話さない
住民税を自分で納付する
副業がバレる最大の理由は、「企業が住民税を給料から天引きするから」と解説しましたよね。
じゃあ、自分で住民税を納付すればいいわけです。
企業が住民税を天引きして支払うことを「特別徴収」といいますが、それに対して自分で住民税を納付することを「普通徴収」といいます。
ただし、原則として住民税は特別徴収を徹底するようになっているので、自治体によっては普通徴収ができないケースがあることは理解しておきましょう。
副業の年間所得を20万円以下に抑える
副業で得た年間所得が20万円を超えると、自分で確定申告をする必要があります。
確定申告とは、所得(1年間の収入から経費を差し引いた額)を算出し、納める税金の額を計算して税務署に報告する手続きのことです。
会社員の場合は会社が年末調整をやってくれるので、通常は個人で確定申告を行う必要はありません。
20万円を超えると所得税が変わってくるので、会社に副業がバレるリスクがあります。なので、副業の年間所得を20万円以下に抑えるようにしましょう。
なお、確定申告をせずに放置していると延滞税などがかかってくるので、注意が必要です。
このように思う方もいるかもですが、freeeなどのアプリを使えば楽勝です。僕もめんどくさがりで知識は全くありませんでしたが、freeeなら自動で入力してくれる機能とかがあるので、知識がなくてもできます。
報酬をポイントで受け取る
報酬が現金ではなくポイント・電子マネー・ギフト券などで受け取れる場合は、副業としてバレにくいです。
ただし、ポイントなどは雑所得の分類になりえるので、年間所得が20万円を超えた場合は同様にバレるリスクが発生します。
副業について他人に話さない
あなたが副業をやっていることは、会社の人には話さないようにしましょう。
でも、副業ってこういうところからバレたりするもんです。
信頼できる同僚に話したから大丈夫と安心してはいけません。もしかしたらその話を上司や経理担当の人が聞いてるかもしれないし、飲み会の席とかでつい他人にバラしてしまったりする可能性もあります。
同じような理由で、SNSで副業について発信するのも危険です。
SNSの投稿内容から、あなたが副業をやっていることがわかってしまうと、告げ口や噂によってバレる可能性があります。
どうしても発信したいなら、アカウント名で本人とバレないようにしたり、写真を載せないよう工夫するべきです。
副業が会社にバレたらどうなる?
副業が禁止されているとはわかっていても、実際にどうなるのかよくわかっていない人もいるはず。
処分は会社によって異なりますが、以下のような対応が考えられます。
- 厳重注意
- 減給
- 降格
- 解雇
「副業がバレた」だけなら、厳重注意で済むことが多いようです。ただし、会社になんらかの迷惑をかけた場合、減給や降格、場合によっては解雇もあり得ます。
なので、副業禁止の会社で隠れて副業をやることは、リスクを伴うことを忘れないでください。
リスクなしで副業したいなら転職するのがおすすめ
もしリスクなしで副業したいなら、副業OKの会社に転職することを強くおすすめします。
正直、バレないように色々考えるのって結構めんどくさいですよね。副業が絶対バレない方法なんてないし、バレた時のことを考えるとストレスも大きいです。
働き方改革もあって、最近は副業OKの会社がかなり増えてます。そのうち、副業OKの会社が当たり前になるはずです。
あなたの会社が副業OKになるのを待っていると、いつまでたっても副業ができませんよ。(会社がずっと変わらないことも考えられますからね)。
あなた自身が転職する方がよっぽど早いです。
〇〇万円までなら副業はバレない?僕の副業の体験談
ここだけの話、僕は副業禁止の会社で、一時期副業をやっていたことがあります。
その当時は「1年で20万円以内ならやっても大丈夫っしょ」という認識で、ルール上副業をやっても問題ないと勘違いしていました。
僕の場合は月によって収入がバラバラで、多くて月額1万円程度でしたが、バレませんでした。もしかしたら副業収入が少ないと、住民税額が誤差範囲と会社にみなされてバレないのかもしれません。
あと、給与制のアルバイトではなく、業務委託(自営業扱い)だったので、バレにくかったのかもしれません。
ですが、これはあくまで推論であり、副業収入が少ないからといってバレない保証はまったくありません。理論上は副業収入がいくらであってもバレる可能性があるので、もしやる時は自己責任でやりましょう。
会社にバレにくい副業6選
それでも、今の会社でどうしても副業をしたいという人向けに、会社にバレにくい副業を6種類厳選してご紹介します。
「バレにくい」というのは、正確には「副業と見られにくい」といった方が正しいかもしれません。
結論としては以下のとおり。
- フリマやネットオークションでの販売
- アフィリエイト / ブログ
- ポイントサイト / ポイ活
- アンケートモニター
- クラウドソーシング
- 株・投資・仮想通貨・FX
順番に解説していきます。
フリマやネットオークションでの販売
フリマやネットオークションでの商品販売は、定番人気の副業の1つです。その中でも特に副業としてバレにくいジャンルといえます。
なぜなら、売上をポイントで受け取れるサービスが多く、万が一「副業やってるだろ」と指摘されても、「ただの不用品の処分」と言い訳できる可能性があるからです。
フリマやネットオークションで売る代表的な商品は、以下のとおり。
- ハンドメイド品(アクセサリー・雑貨・お菓子など):趣味の延長なので、副業とみなされない可能性が高い。
- ブランド品:安く仕入れた商品を高い値段で売るケースは、通称「せどり」と呼ばれ、雑所得に該当する。
- 古着:中古商品を継続して転売する場合や、収益が高額な場合は「古物商許可証」が必要になる場合がある。
- 不用品:副業とみなされる心配はない。
上記のうち、不用品以外で大量の商品を仕入れて売る場合は、事業性があるとみなされる可能性があるので、注意が必要です(いずれの場合も年間所得が20万円を超えたら確定申告が必要)。
アフィリエイト / ブログ
アフィリエイトもバレにくい副業としてかなりおすすめです。
アフィリエイトとは、自分のブログやSNSで商品を紹介し、購入してもらうことで収入が得られる広告プログラムの一種です。
ブログやSNSは趣味の範囲で運営することが多いため、万が一副業だと指摘されても、「趣味でやっていた」と言い訳できる可能性があります。
さらに、ブログやSNSは家で作業できる上に、匿名でできるので、誰にもバレずに続けやすい副業といえます。
アフィリエイトで稼げるようになるにはかなり時間がかかりますが、成功すれば不労所得を得られるようになるので、人生がかなり楽になりますよ。
詳しくは、『副業でブログをおすすめする理由【月収6桁の僕が始め方も含めて徹底解説】』の記事も参考にしてください。
ポイントサイト / ポイ活
ポイントサイトでの副業(通称:ポイ活)も、バレにくい副業の1つです。
ポイ活では、以下のような活動によってポイントを稼ぐことができます。
- ポイントサイト経由でネットショッピングをする
- ネット広告を再生する
- サイトの登録をする・企画に参加する
- アプリをインストールして遊ぶ
このように、ポイ活は稼ぎ方が様々で、スマホさえあればいつでもどこでも簡単にポイントを稼ぐことができるのが魅力です。
ポイント制なので、副業としてバレにくいのはもちろん、資格やスキルが不要で誰にでもできるという点も大きな魅力の1つ。
やりたい副業がなくて悩んでいる人は、まずはポイ活から始めてみるのがおすすめです。
おすすめのポイントサイト
アンケートモニター
アンケートモニターとは、スマホやパソコンでアンケートに答えたり、商品を試したりすることで、収入を得られる仕事のことです。
これもポイ活と同じく、スマホ1つあれば誰でも簡単にできる副業として、人気があります。ちょっとしたスキマ時間にやるだけで収入が得られるのが魅力です。
一般的なアンケートモニターの報酬額は、一つのアンケートにつき1~100円程度なので、高額収入を得られるわけではありません。ですが、努力次第では月額1,000~5,000円程度稼ぐことも可能です。
まれに1回5,000円~10,000円程度の高額報酬が設定されている場合もあります。
アンケートモニターサイトの報酬はポイントで支払われるので、副業としてバレにくいといえます。
おすすめのアンケートモニターサイト
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、オンライン上で仕事を発注・受注できるマッチングサイトのことです。
クラウドソーシングには様々な業務が発注されています。代表的な仕事内容は以下のとおり。
- Webサイト制作・Webデザイン
- コピーライティング
- イラストデザイン
- 翻訳・通訳サービス
- 動画制作
- アンケート回答
資格を活かせるものから誰でもできる簡単なものまで、様々。誰でもできる仕事は単価が低い傾向にあります。
クラウドソーシングで受注する仕事は基本的に家でできるものばかりであり、匿名で参加できるので、副業としてバレにくいのもポイントです。
株・投資・仮想通貨・FX
「株・投資・仮想通貨・FX」などは、資産運用に該当するので、副業ではありません。
なので、副業禁止の会社でリスクを負うのは怖いという方は、このような資産運用をするのも1つの手です。
これらの資産運用は、知識が必要なので若干ハードルが高く感じられますが、「お金に働いてもらう」ので自分の時間を使う必要がないのが魅力といえます。
最近は、NISA(ニーサ)やideco(イデコ)など、少額から安心して始められる投資もあるので、知識のない方はそこから始めてみるといいかもしれません。
まとめ:副業が絶対に会社にバレない方法はないけど、バレにくくする方法はある
というわけで、以上です。
記事のポイントをまとめます。
まとめ
- 会社員の副業は法律上問題ないが、公務員はNG
- 就業規則で副業NGなら、基本副業は不可
- 副業が絶対バレない方法はないが、バレにくくする方法はある
- 可能なら副業OKの会社に転職する方が早い
副業が絶対に会社にバレない方法というのは、存在しません。
かといって、国が副業を推奨している今、副業をやらずに本業1本で生きていくのはかなり不利です。実際、周りで副業をしているひとはたくさんいるはず。
もしあなたが今勤めている会社が副業禁止なら、バレないように副業するか、副業OKの会社に転職するかの2択です。
どちらを選ぶかはあなた次第ですが、可能なら転職するのがおすすめです。
ではまた。
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