こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 転職したいけど「やりたい仕事がない」人は多い
- 転職したいのに「やりたい仕事が見つからない」理由
- やりたい仕事がない人が最適な転職先を見つける方法
- やりたい仕事を探す時に注意すべきポイント
- 「やりたい仕事がない」は悪いことばかりじゃない
- 「やりたい仕事がない」と悩んでいる人におすすめの本
本記事の信頼性
ブロガー歴2年半(初心者でブログを始めた元会社員)
趣味ブログで月間15万PV、月収15万円を達成
妻と2人の子供を抱えるパパ(専業主夫として家事・子育てを兼業)
「今の仕事は自分に合ってない気がする」「別の業界で働いてみたい」といった理由で、転職したいと考えている人は多いはず。
でも、「転職はしたいけど、特にやりたい仕事が見つからない」と困っているのではないでしょうか?
でも大丈夫です。実はあなたと同じように、転職したいのにやりたい仕事がなくて悩んでいる人はたくさんいます。
実は僕も、新卒で入社した会社に6年間勤めましたが、結局その業界に興味が持てず、自分には合ってないと思い、転職活動を始めました。
本記事ではそんな僕が、「やりたい仕事がない人が最適な転職先を見つける方法」を解説します。
早速見ていきましょう。
転職したいけど「やりたい仕事がない」人は多い
転職したいけど「やりたい仕事が見つからない」という人はかなり多いです。
転職活動を開始したばかりの頃、やりたい仕事が決まっていたかどうかを伺ったところ、全体の68%が「やりたい仕事が決まっていなかった」と回答がありました。
出典:en japan『月刊「人事のミカタ」』
このように、転職したいと考えている人の約7割が「やりたい仕事がない」という状況です。
転職したいのに「やりたい仕事が見つからない」理由
なぜやりたい仕事が見つからないのか?主な理由は以下の3点です。
- 自己分析が不足している
- どんな職業があるか知らない
- 自分には無理だと諦めてしまう
理由①自己分析が不足している
やりたい仕事が見つからない理由の大半は、「自己分析が足りていない」というパターンですね。
あなたにはどんな強みがあるのか?どんな仕事にやりがいを感じるのか?
これを掘り下げて考えることで、自分に合った仕事を見つけられる可能性が高まります。
理由②どんな職業があるか知らない
「どんな職業があるのか知らない」ことも、やりたい仕事が見つからない理由の1つです。
就職と転職の失敗は、およそ7割が「視野狭窄」によって引き起こされる
出典:ハーバードビジネススクール
このように、ハーバードビジネススクールの調査では、就職や転職の多くが視野狭窄が原因といっています。
「視野狭窄」とは、物事の一面にしか注目できず、その他の可能性を考えられない状態のことです。
世の中には、あなたが想像している以上にたくさんの職種・業種があります。
下調べをせずに自分が知っている職種だけに絞ってしまうと、やりたい仕事が見つからないのは当然です。
理由③自分には無理だと諦めてしまう
やってみたい仕事があったとしても、「自分には経験や知識がないから無理」と諦めてしまうパターンもあります。
つい「自分にできる仕事は限られている」と考えがちなのはわかります。
ですが、たとえ異なる業界だったとしても、求人情報を幅広くチェックしていけば、あなたの条件に合う仕事はきっとあるはずです。
いきなり希望職種へ転職するのが難しかったとしても、まずはそれに近い職種を選び、徐々に希望職種へ転職・転属することは可能です。
やりたい仕事がない人が最適な転職先を見つける方法
じゃあ、やりたい仕事がないと悩んでいる人が、最適な転職先を見つけるには具体的にどうしたらいいのか?
結論としては、以下のような方法を試してみるのがおすすめです。
- 優先順位を明確にする
- なりたい将来像から探す
- 好きなことを仕事にする
- 得意なことを仕事にする
- 嫌いなことを避ける
- 転職エージェントに相談する
具体的に見ていきましょう。
優先順位を明確にする
さて、やりたい仕事が見つからないあなたに1つ質問です。
あなたは仕事に何を求めていますか?(何を第一優先にしますか?)
これに明確な回答ができなければ、いつまでたっても「やりたい仕事」は見つかりません。
回答例としては、以下のようなものがあります。
- お金(とにかく高い給料がほしい)
- やりがい(好きなことややりたいことを仕事にした)
- 休日(とにかくたくさん休みが欲しい)
- 安定(定年までリストラ・倒産の心配をしたくない)
給料が高ければ、やりがいもいらないし休日返上でも耐えられるでしょうか。それとも、給料は安くていいから好きなことを仕事にしたいでしょうか。
やりたい仕事が見つからない人は、こういった優先順位が定まってない人が多いです。
なりたい将来像から探す
もう1つ質問です。あなたは10年後20年後、どのような人になっていたいでしょうか?
- 会社でバリバリ稼いで出世したい⇒得意な分野で転職 or スキルアップして出世
- 出世しなくてもいいからのんびり安定した生活がしたい⇒職場環境の良い求人を探す
- 好きな仕事をして毎日楽しく過ごしたい⇒好きなことで仕事ができる求人を探す
- 会社に縛られず自由に暮らしたい⇒フリーランスになって自由に稼ぐ
こんな風に漠然とでいいので、まずはあなたが将来どんな人になっていたいのか、考えてみましょう。これを考えるだけで、ある程度方向性が見えてくるはずです。
参考
好きなことを仕事にする
一番おすすめなのは、「好きなことを仕事にする」ということです。
好きなことを仕事にすると、以下のようなメリットがあります。
- 毎日仕事が楽しい
- 好きなことは得意なことになりやすい
- 辛いことも乗り越えやすい
- モチベーションを高く保てる
あなたの趣味や興味のあることであれば、当然仕事も楽しくなります。しかも、好きなことは追求するので、自然と得意なことになりやすいです。
たとえば、あなたが洋服好きだったとしましょう。それなら、アパレル販売員として働けば、毎日洋服に囲まれた楽しい仕事生活を送ることができるかもしれませんよね。
また、つらいことがあっても、好きなことなら努力して乗り越えられる可能性が高いといえます。
と思い込んでいる人がいますが、決してそんなことはありません。ただ、もちろんメリットだけでなくデメリットもあります。
詳しくは『別の記事』を参考にしてください。
得意なことを仕事にする
仕事を選ぶ上で最も無難な方法といえるのが、「得意なことを仕事にする」です。
「好きな仕事」や「憧れの仕事」は魅力的ですが、それがあなたの得意なことかどうかはわかりません(得意になる可能性は高いと思いますが)。
たとえばアパレル販売員の場合、接客が必須です。洋服が好きでも、会話するのが苦手なら、アパレル販売員で成功するのは難しいかもしれません。
なので、不採用になる可能性もあるし、採用されたとしても活躍できるかどうかは不明です。その反面、得意なことを仕事にすれば、転職先で成功できる確率はグッと高くなります。
たとえば洋服好きで、接客は苦手だけどマーケティングスキルはあるなら、アパレル企業のマーケティング部門へ転職するという方法があります。
嫌いなことを避ける
あなたの嫌いなことや、やりたくない作業のある仕事を避けるというのも、1つの手です。
これは、「好きなこと」や「得意なこと」とは異なる視点で仕事を探すことができます。なので、「今まで気づかなかったけど、実はあなたにぴったりかもしれない職業」を見つけることができるかもしれません。
たとえば人と会話するのが苦手な方は、営業や接客ではなく、技術職や生産職といった「機械と接する機会の多い職業」を選ぶ方がいいかもしれません。
今一度、あなたが苦手意識のある作業や、嫌な仕事を思い浮かべてみてください。その作業をなるべくしなくていい仕事を探していけば、あなたの「やりたい仕事」に近づくかもしれません。
転職エージェントに相談する
まずは、これまで解説した方法を試して見ましょう。それでもやりたい仕事が見つからなければ、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントは、いわば「転職のプロ」。これまでに多くの人たちの転職を手助けしてきた経歴があります。
転職活動を通じて、自身のやりたい仕事を見つけていく求職者。具体的には「転職サイトでたまたま見つけた」68%、「企業からスカウトが届いた」10%、 「人材紹介会社やハローワークで紹介された」10%と圧倒的に転職サイトを閲覧していく中で仕事を探し、閲覧し、考えて自分の志向にあった仕事を発見しています。
出典:en japan『月刊「人事のミカタ」』
上記のとおり、「やりたい仕事がない」人のほとんどが、転職サイトで仕事を見つけることができているわけです。
転職エージェントは無料で利用できるので、以下のような大手の転職エージェントは積極的に活用していきましょう。
- マイナビエージェント
- リクルートエージェント
- doda
他のおすすめの転職エージェントについては、『別の記事』で解説します。
やりたい仕事を探す時に注意すべきポイント
すべての条件を満たす求人はないと思っておく
希望条件が100%整っている求人は、中々ないです。
なので、先ほど解説したとおり、「あなたが仕事に何を求めるのか」の優先順位を決めておく必要があります。そして、優先順位の高いものが整っている求人があれば、積極的にチャレンジしていきましょう。
たとえば、あなたが未経験でIT企業に転職したいとしましょう。あなたの優先順位は以下のとおり。
- リモート環境で働く
- プログラマーとして働く
- 給料は〇〇万円以上
- 土日休み
- 残業は少なめ
この場合、あなたにとって譲れない項目が1位と2位であれば、とりあえず1,2位が満たされていれば良しとします。
「やりたい仕事がない」は悪いことばかりじゃない
「やりたい仕事がないけど転職したい」という状態は、一見ネガティブに捉えられがちです。が、悪いことばかりではありません。
見方を変えると、すごくいい機会です。具体的には以下のようなメリットが考えられます。
- これまでと全く異なる分野にチャレンジできる
- 世の中に色々な仕事があることを知れる
- 自分に合った仕事を見つけるチャンス
- 自分の可能性を広げられる大きなチャンス
- 人生の将来像を考え直す良い機会
「やりたい仕事がない」という状態は、すべての仕事をフラットな目線で見ることができます。
これを機に自己分析をすれば、今までの職業よりもさらに適した仕事を見つけられる可能性があるわけです。
さらに、あなたの人生を見つめ直す良い機会でもあります。
「自分の人生はこのままで良いのか?」「自分は将来どうなりたいのか?」を考え直すことで、あなたの将来像に一歩近づくことができるかもしれません。
「やりたい仕事がない」と悩んでいる人におすすめの本
僕も転職活動をしていた時期があるのですが、やりたい仕事がわからず、どんな仕事に向いているのか悩んでいた時期があります。
そんな時にためになった本が、『科学的な適職』です。
いわゆる自己分析の本です。
と思ってる人もいるかもしれません。というか僕も当初はそう思ってました。が、この本は一味違います。
科学的根拠に基づいてアドバイスしてくれるという、これまでにない「仕事選びの本」です。
この本を読み終えた頃には、自分がどんな仕事に向いているのか理解できるようになり、自分が考えていなかった職種まで視野を広げることができました。
結果的に自分のやりたいことが明確になり、後悔しない選択ができたわけです。
なので、「自己分析なんて大した効果がないでしょ」と考えてる人にこそ読んでほしいです。
まとめ:やりたい仕事がない場合はまず自己分析。優先順位と将来像を明確にしよう。
というわけで、以上です。
記事のポイントをまとめます。
まとめ
- やりたい仕事が見つからない理由は、「自己分析が不足している」場合が大半
- 仕事に対する優先順位を明確にすることが大切
- あなたのなりたい将来像をイメージすべし
- 好きなことや得意なことを仕事にするのがおすすめ
- 嫌いなことを避けるのも1つの手
- それでも見つからない場合は転職エージェントに相談すべし
- 「やりたい仕事がない」状態はメリットもある
「やりたい仕事がない」状態は、自分を見つめ直すいい機会です。今後の行動次第では、あなたの人生がより良い方向へ進むはず。
僕も転職活動の経験者ですが、徹底的に自己分析した結果「好きなことで自由に生活したい」ことがわかったので、30歳でフリーランスになりました。
焦る必要はありませんが、転職するなら20代~30代のうちにしておかないと手遅れになるかもしれません。
なので、まずは転職エージェントに登録しておき、いつでも行動できるように準備しておきましょう。
ではまた。
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