こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ドメインとは?
- ドメインの種類
- ドメイン名の決め方【個人ブログ運営者向け】
- ドメイン名を決めるときの注意点
- ドメイン名を決めるときによくある質問
- 個人ブロガーにおすすめドメインの取得方法
本記事の信頼性
ブロガー歴2年半(初心者でブログを始めた元会社員)
趣味ブログで月間15万PV、月収15万円を達成
妻と2人の子供を抱えるパパ(専業主夫として家事・子育てを兼業)
個人ブログを運営する上で、ドメイン名は意外と重要です。ドメイン名の重要性は、Googleの公式ガイドにも記載されています。
ドメイン名の選択は、ブランドやビジネスを確立するうえで最も重要なステップの 1 つと言えます。人が最初によく目にするものの 1 つがドメイン名ですが、ウェブサイトやブランドの印象はドメイン名で変わることがあります。ドメイン名を慎重に選んだ場合はユーザーの関心が高くなり、ウェブ トラフィックが増える可能性がありますが、いい加減に選ぶと逆効果になることもあります。
出典:Google『最適なドメイン名の決め方』
「なんでもいいや」と思って適当なドメイン名をつけてしまうと、後で後悔するかもしれません。
本記事では、これからブログを始めようと思っている人が後で後悔しないために、ドメイン名の決め方のコツをわかりやすく解説します。
早速見ていきましょう。
ドメインとは?
そもそもドメインとは、簡単にいうと「インターネット上の住所」のようなものです。
本来、インターネット上で情報を表示するには、サーバーから情報を通信する必要があります。その通信先として、ブログの住所が必要なわけです。
ネット上の住所は本来「IPアドレス」という情報なんですが、IPアドレスは「000.00.00.00」のような文字列で構成されています。これって覚えづらいですよね。
なので、住所をわかりやすくするために、IPアドレスを「ドメイン名」に変換しているんです。
ドメインの種類
ドメインは、URLの「https://」以降の文字列を指します。
さらに、ドメインの末尾部分のことをトップレベルドメイン(TLD)と呼びます。
本ブログの場合を例に挙げると、以下のとおり。
- URL:https://kenzobloggest.site/
- ドメイン:standupmen.site
- トップレベルドメイン:.site
自分で自由に決められるのは、「https://」以降~トップレベルドメインよりも前の部分です。
トップレベルドメインの種類はたくさんありますが、代表的なものを挙げると以下のようなものがあります。
トップレベルドメイン | 特徴 |
.com | 世界で最も登録者が多いドメイン。個人・企業問わずどんなサービスにも適している。 |
.net | かなり認知度が高いドメイン。主にネットワーク関連のサービスに適している。 |
.jp | 日本国内に住所をもつ個人・企業が取得可能。日本ではかなり認知度高めのドメイン。 |
.org | 非営利組織向けのドメイン。 |
.biz | ビジネス関連向けのドメイン。 |
.info | 情報発信向けのドメイン。 |
.site | Webサイト全般に適しているドメイン。 |
.blog | ブログ全般に適しているドメイン。 |
上記の中でも「.com」「.net」「.jp」は特に知名度が高いです。が、その分料金が高くなる傾向があります。
ちなみに、それぞれの特徴はあくまでイメージなので、SEO的に有利とかは全くありません。
ドメインは大きく2つに大別できる
ドメインは大きく、「独自ドメイン」と「共有ドメイン」の2つに分けることができます。
独自ドメインは自分1人専用のドメインであるのに対し、共有ドメインは1つのドメインを他人と共有するものです。
それぞれのメリット・デメリットを簡単に紹介します。
独自ドメイン
独自ドメインのメリット・デメリットは以下のとおり。
独自ドメインのメリット
- 検索結果で上位表示されやすい
- 広告を自由に貼れる
- サーバーを変更しても同じドメインを使用できる
独自ドメインのデメリット
- 維持費がかかる
- 設定に手間がかかる
独自ドメインは広告を自由に貼ることができるので、収益化に適しています。
さらに、有益な記事を量産すると「ドメインパワーが強くなる」、つまりブログ自体のレベルがアップするので、記事が上位表示されやすくなります。
ドメインパワーとは、検索エンジンからの信頼度を数値化したもの。コンテンツの質や被リンクに応じて、Googleからのサイトの評価が決まる。
維持費はかかりますが、ブログで稼ぐには独自ドメイン一択となります。ちなみに維持費については後半で解説しますが、めちゃめちゃ安いです。
共有ドメイン
共有ドメインのメリット・デメリットは以下のとおり。
共有ドメインのメリット
- 無料で利用できる
- 面倒な設定が不要
共有ドメインのデメリット
- 広告を自由に貼れない
- サービスが終了したらブログも閉鎖される
上記のとおり、共有ドメインは無料で利用できますが、広告を貼れないケースがあるため、収益化には向いていません。
さらに、何らかの理由でサービスが終了してしまうと、ブログも閉鎖されてしまうので、それまでがんばって書いてきた記事が一瞬で消えちゃいます。
ドメイン名の決め方【個人ブログ運営者向け】
ドメイン名の決め方で意識すべきコツは、以下の3点です。
具体的に解説していきます。
ドメイン名の決め方【個人ブログ運営者向け】①短い言葉でシンプルにまとめる
ドメイン名を決める上で一番重要なのは、短い言葉でシンプルにまとめるってことですね。
実はドメイン名は、読者にあなたのブログを覚えてもらう役割も担っています。なぜなら、読者はドメイン名を入力して検索する場合もあるからです。
Googleの公式ガイドでも、ドメイン名は短く設定することを推奨しています。
ドメイン名に関して言うなら、短いほど効果的です。名前は短いほうが覚えやすく入力も楽なため、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。それに、文字数が少なければ目に付きやすくもなります。ドメイン名は 2~3 語を超えないようにすることをおすすめします。
ユーザーには、ドメイン名を覚えて正確に入力してもらう必要があります。複雑、あるいは一般的でない単語や名前は覚えにくく、正しく入力するのが困難です。
出典:Google『最適なドメイン名の決め方』
以下の例を見ても、短いドメイン名のほうが良いことは一目瞭然ですよね。
例文①
- 【良い例】trip-advice.com
- 【悪い例】trip-advice-for-you-in-the-world.com
ドメイン名の決め方【個人ブログ運営者向け】②意味のある言葉を使う
ドメイン名って普段あんまり注目しないかもしれませんが、実は無意識に見てるんですよね。
ぱっと見たときに、あまりに適当な文字の羅列だと「このサイト大丈夫か?怪しいサイトじゃないか?」って疑われるかもしれません。
なので、意味のあるワードを使うことを心がけましょう。
Googleの公式ガイドにもあるとおり、つづりが誤っているだけでも読者は不安に思うので、要注意です。
誤った綴り。綴りが間違っていると、疑わしいサイトのように見られ、フィッシング サイトやマルウェア サイトではないかとユーザーを不安にさせる可能性があります。
出典:Google『最適なドメイン名の決め方』
例文②
- 【良い例】study-life.net
- 【悪い例】ghaiodshge9hwgae.net
ドメイン名の決め方【個人ブログ運営者向け】③キーワードを入れる
あなたのブログのジャンルと関連するワードや、キーワードを入れるのも大切なポイントです。
なぜなら、関連性の高いワードを入れれば、そのブログが専門性の高いサイトというイメージが付きやすいからです。
Googleの公式ガイドでも、キーワードを入れることを推奨しています。
関連性のある単語を使えば、検索で見つけてもらいやすくなり、ビジネスの内容を一目で理解してもらえます。ビジネスの内容、商品やサービス(「coffee」や「cleaning」など)、さらには所在地も、キーワードと言えます。ドメイン名に所在地(「kyoto」など)を含めると、地元の顧客やユーザーをターゲットにしやすくなるでしょう。
出典:Google『最適なドメイン名の決め方』
例文③
- 【良い例】english-study.jp
- 【悪い例】I-like-sushi.jp
ドメイン名の決め方【個人ブログ運営者向け】④ブログ名と同じにする
ドメイン名に迷ったら、ブログ名と同じにするのもおすすめです。
ドメイン名とブログ名を同じにすることで、読者があなたのブログを覚えやすくなります。
読者に覚えてもらったらそれだけ検索されやすくなるわけなので、ブロガーのあなたにとってもメリットが大きいです。
Googleの公式ガイドでも、以下のようにサイト名と同じにすることを推奨しています。
当たり前のことのようですが、ドメイン名はブランド名と同じか、できる限り似た名前にする必要があります。入力したドメイン名とは異なる名前のウェブサイトが開いてユーザーが混乱する、ということがないようにしましょう。
出典:Google『最適なドメイン名の決め方』
たとえば、ブログ名が「副業マン」の場合のドメイン名は以下のとおり。
例文④
- 【良い例】fukugyoman.com
ドメイン名の決め方【個人ブログ運営者向け】⑤自分の名前や独自の言葉を入れる
自分の名前や、独自の言葉を入れるのも1つの手です。
たとえば、雑記ブログの場合はジャンルが複数あるので、キーワードを入れるのが難しいですよね。
この場合、あなたのハンドルネームをドメイン名にすることで、読者が覚えやすくなります。さらにブログ名も同じにすると、より認知度が高まりやすくなりますよ。
オリジナルの名前は覚えてもらうまで時間がかかりますが、ブログが育つにつれてファンができやすくなり、最終的にはオリジナルのドメイン名(ブログ名)で検索されるようになります。
Googleの公式ガイドでも、以下の記載があります。
ドメイン名はブランドを表している必要があり、その逆もまたしかりです。ブランドが育つまでには時間がかかるものです。ドメインに独自のブランド名を含めておけば、人目に付き、認知度が高まり、ウェブサイト訪問者の増加につながる可能性があります。
出典:Google『最適なドメイン名の決め方』
ブログ名が「KENZO BLOG」の場合を例にすると、以下のとおり。
例文⑤
- 【良い例】kenzoblog.site
ドメイン名を決めるときの注意点
ドメイン名を決めるときの注意点をまとめました。
一度決めたドメイン名は変更できない
一度決めたドメイン名は、変更できません。これがドメイン名で後悔する最大の理由です。
後悔しないように、事前にしっかりとドメイン名を考えておくべきです。そのためには、どんなジャンルのブログをやるか決めておくことも大切ですよ。
どんなジャンルにするか迷う場合は、以下の記事を参考にしてください。
ただし、事前にしっかり考えていても、途中でブログのジャンルを変えたくなることもあります。
経験談
実際、このサイトのドメイン名は「standupmen.site」なんですが、これはブログを立ち上げたときにやろうと思っていた「脱毛ブログ」用のドメイン名なんです。
でも、立ち上げてすぐに「やっぱりアフィリエイトノウハウを紹介するブログにしよう」と思い、進路変更しました。
現在は「KENZO BLOG」というブログ名なので、ドメイン名もそれに合わせたいところでしたが、後から変更できないので今もこのままです。
途中でドメイン名を変えることもできるのですが、その場合はドメインの取得費用がかかっちゃいます。
「少額なので別にいいっしょ」って思うかもですが、ドメイン名を途中で変えてしまうとドメインパワーが失われるんです。つまり、Googleからの評価がリセットされてしまい、検索順位が落ちちゃうってこと。
でも、ドメイン名はたしかにブログ名と関連しているほうが好ましいですが、「絶対に揃えないといけないの?」と聞かれたら、そうゆうわけでもありません。
なぜなら、SEOに直接影響することはないからです(後半で詳しく解説します)。
すでに使われているドメイン名は使用できない
すでに誰かが使っているドメイン名は、使用できません。なので、ドメイン名は早い者勝ちです。
ドメイン販売会社の『お名前.com』やレンタルサーバーで希望するドメイン名を入力すれば、使えるドメイン名かどうかがわかります。ぜひチェックしてみてください。
希望のドメイン名が使えなくても、「.com」「.net」「.jp」などのトップレベルドメインを変えるだけで使えるようになる可能性があるので、試してみましょう。
商標権に注意する
ドメイン名は早い者勝ちですが、なんでもいいわけでもありません。
すでに存在する商標名をドメイン名に含めると、商標権侵害で訴えられる可能性があります。
このことはGoogleの公式ガイドにも記載されているので、注意してください(特にブランド名とかは要注意)。
ブランド名やドメイン名を作成する場合は、既存のブランド名や商標を使用しないでください。
出典:Google『最適なドメイン名の決め方』
ドメイン名を決めるときによくある質問
ドメイン名を決めるときによくある質問をまとめました。
ドメインの年間費用は?
ドメインの維持費は、年間1,000円~3,000円程度です。
1カ月当たりに換算すると、83円~250円相当とめちゃめちゃ安いですが、設定が面倒だったしります。
有名ブロガーから人気の超高速レンタルサーバー『ConoHa WING(コノハウィング)』を導入すれば、ドメインが2つ無料でついてきます。
さらに、WordPressブログの作成に必要な「ドメイン取得・サーバーとの紐づけ・WordPressインストール・WordPressテーマの導入」をまとめてやってくれる機能があるので、おすすめです。
参考
ConoHa WINGの具体的な魅力や評判については、以下の記事を参考にしてください。
ドメイン名はSEOに影響する?
ブログ初心者さんは、こんなふうに疑問に思う人もいるかもしれません。
SEOとは?
SEOは「検索エンジン最適化」という意味。検索結果でサイトを上位表示させるための施策のことです。
ですが、結論としてはドメイン名がSEOに直接影響することはありません。重要なのは、あくまでブログのコンテンツ(内容)であると、Googleも公言しています。
そこそこでよしとする
完璧な名前を選ぶことに夢中になってしまう人がたくさんいますが、その時間は、まずまずのドメイン名を使って優れたブランドを構築するために費やすこともできたはずです。完璧なドメインを選ぶことに捕らわれてなかなかビジネスやプロジェクトを立ち上げられない、ということにならないようにしましょう。出典:Google『最適なドメイン名の決め方』
個人ブロガーにおすすめのドメイン取得方法
ドメイン取得方法は、大きく2種類があります。
おすすめのドメイン取得方法
- ドメイン取得サービスに申し込む
- レンタルサーバーとセットで契約する
個人ブロガーにおすすめのドメイン取得方法①ドメイン取得サービスに申し込む
1つ目は、ドメイン取得サービスに申し込むことです。代表的なドメイン取得サービスは、以下の2点。
ドメイン取得サービスでは、以下のような手順が必要になります。
ドメイン取得サービスの手順
- ドメイン取得サービスでドメイン名を取得する
- レンタルサーバーを契約する
- ネームサーバーの設定を行う
- レンタルサーバーにドメインを紐づけする
- WordPressをインストールする
この方法では、ドメインの更新代が年間1,000円以上かかるため、割高です。さらに、WordPressを開設するまでの工程数が多く、手間もかかります。
おすすめなのは次の方法です。
個人ブロガーにおすすめのドメイン取得方法②レンタルサーバーとセットで契約する
一番おすすめのドメイン取得方法は、レンタルサーバーとセットで契約することです。
レンタルサーバーとは、ざっくりいうと「インターネット上で土地を借りる」という意味。WordPressを開設するのに必須です。
たとえば、あなたがカフェを開きたいとしましょう。カフェを開くには土地が必要ですよね?それと同じく、ブログを始めるためにもインターネット上の土地が必要なわけです。
レンタルサーバーとセットで契約するのがおすすめな理由は、コストが安く、簡単にWordPressを開設できるからです。
レンタルサーバーとセットで契約する場合の手順は、以下のとおり。
レンタルサーバーとセットで契約する手順
- レンタルサーバーを契約する
- ドメインを取得する
- WordPressをインストールする
上記のとおり、必要な工程数が少ないため、簡単にブログを始められるメリットがあります。
さらに最近では、レンタルサーバー契約時に独自ドメインを無料でプレゼントしている会社が多いです。なので、ドメイン取得サービスを利用するよりもコストを安く抑えることができます。
レンタルサーバーはConoHa WINGがおすすめ
ちなみに僕が選んだレンタルサーバーは、『ConoHa WING(コノハウィング)』です。ConoHa WINGは表示速度が業界最速で、独自ドメインが2つ無料でついてきます。
稼ぎまくっている有名ブロガーもConoHa WINGの愛用者が多いので、これからブログを始めるなら、ConoHa WINGでドメインとレンタルサーバーをセットで契約するのが圧倒的におすすめです。
参考
ConoHa WINGの具体的な魅力や、他のサーバーと比較検討したいという方は、以下の記事を参考にしてください。
まとめ:ドメイン名は重要だけど、SEOには影響しない。早めに決めてブログを始めよう!
というわけで、以上です。
ドメイン名の決め方のコツは、以下の5点でした。
ドメイン名は、読者に不安を与えないものであればなんでもOKです。あまり悩みすぎても時間がもったいないので、早めに決めちゃいましょう。
悩む場合は、ブログ名と同じにするのがおすすめです。ブログ名の決め方については、『【失敗しないブログ名の決め方】良い名前を付けるコツを具体例付きで解説』で解説します。
【失敗しないブログ名の決め方】良い名前を付けるコツを具体例付きで解説
続きを見る
ではまた。
こちらもCHECK
-
超簡単なWordPressブログの始め方【初心者向けにわかりやすく解説】
続きを見る
こちらもCHECK
-
初心者向け!ブログの始め方ガイド【スキルゼロから収益化を目指す】
続きを見る