こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- WordPressブログにおける「タグ」の意味とは?
- WordPressブログにおけるタグのメリット・デメリット
- WordPressブログでタグをつけるときの3つのコツ
- WordPressブログでタグを設定する方法
本記事の信頼性
ブロガー歴2年半(初心者でブログを始めた元会社員)
趣味ブログで月間15万PV、月収15万円を達成
妻と2人の子供を抱えるパパ(専業主夫として家事・子育てを兼業)
WordPressには「タグ」という機能がありますよね。結構便利なので、好き放題タグをつけている人も多いと思います。
でも、ちゃんとタグの付け方のルールを知らないと、ヤバいです。なぜなら、間違ったタグの付け方をしてしまうと、SEO的に逆効果になるからです。
そこで本記事では、WordPressにおける正しいタグの付け方を解説します。
早速見ていきましょう。
WordPressブログにおける「タグ」の意味とは?
WordPressの「タグ」とは、付箋(ふせん)のような役割を果たすキーワードのことです。
特定のキーワードを付箋として記事につけることで、WordPress上の記事を細かく分けることができます。
タグは内部リンクの一種なので、ユーザーがタグをクリックすると、同じタグが貼られた記事だけを一覧表示することができます。つまり、読みたい記事が探しやすくなるわけですね。
たとえば英語学習のブログの場合、「TOEIC」というタグを設定していると、TOEICの記事を読みたいユーザーがワンクリックで関連記事を一覧表示できるようになります。
「タグ」と「カテゴリー」の違い
WordPressでは、「タグ」と似た概念として「カテゴリー」というものがあります。
カテゴリーとは、ブログ記事をテーマごとに分類するためのものです。
カテゴリーはただのグループ分けではなく、「親カテゴリー」「子カテゴリー」「孫カテゴリー」の階層構造を持っているのが特徴。
タグに階層構造はなく、1つの記事に複数のタグをつけることができます。
カテゴリー | タグ | |
分類方法 | ブログで扱うテーマに沿って記事を分類する | キーワードで記事を分類する |
階層構造 | あり | なし |
設定数 | 1記事につき1つのカテゴリーのみ | 1記事に複数のタグがつけられる |
重要度 | 高い | 低い |
参考
タグよりもカテゴリーのほうがSEO的に重要です。カテゴリーの付け方についてよく知らない人は、『ブログのカテゴリー分けのコツとは?【SEOに効果的な決め方を解説】』を参考にしてください。
ブログのカテゴリー分けのコツとは?【SEOに効果的な決め方を解説】
続きを見る
WordPressブログにおけるタグのメリット
WordPressでタグを付けるメリットは、以下の2点です。
タグを付けるメリット
- ユーザーの利便性が上がる
- SEO効果が期待できる
WordPressブログにおけるタグのメリット①ユーザーの利便性が上がる
冒頭でもお話しましたが、タグは内部リンクの一種なので、タグをクリックすることで関連記事を一覧で表示することができます。
すると、ユーザーが「もっと情報が知りたい!」と思ったときに、知りたい情報がのっている記事をサクッと提供できちゃうわけです。
ユーザーの利便性が重要なことは、以下のとおりGoogleも公表しています。ユーザーファーストなブログは結果的に有利です。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。出典:Google『Google が掲げる 10 の事実』
WordPressブログにおけるタグのメリット②SEO効果が期待できる
タグを介して関連記事が一覧表示されると、ユーザーは他の記事を読んでくれるかもしれませんよね。
こうしてブログ内の回遊率や滞在時間が上がると、Googleから有益なサイトであると評価され、検索順位で上位表示される可能性が高くなります。
ただし、SEOはさまざまな要素がからみ合っているので、タグだけを最適化したからといって、検索順位が上がるわけではありません。
参考
SEO対策を徹底的にマスターしたい人は、まずは『SEO対策とは?自分でできる無料のやり方を初心者向けに解説』の記事をご覧ください。
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SEO対策とは?自分でできる無料のやり方を初心者向けに解説
続きを見る
WordPressブログにおけるタグのデメリット
タグをつけるときは、1つ注意点があります。
それは、1つのタグ内の記事数があまりにも少ない場合は、SEOに逆効果になるということです。
たとえば英語学習のブログの場合、「英会話」というタグを作ったのはいいものの、英会話タグ内の記事数が2~3個しかないとか。
タグも1つのページなので、「タグ内の記事数が少ない=低品質なページ」とGoogleから評価されてしまうわけです。
このように低品質なタグ(記事数の少ないタグ)が増えてしまうと、SEO的に評価が下がり、検索順位が落ちる原因になりかねません。
WordPressブログでタグをつけるときの3つのコツ
ここからは、WordPressブログでタグをつけるコツを解説します。
結論としては、以下の3点を意識することが大切です。
順番に解説していきます。
WordPressブログでタグをつけるコツ①タグを増やしすぎない
先ほどもお話したとおり、必要以上にタグを増やしすぎないのが大原則です。
実は僕もブログ初心者の頃からタグのルールを知らなかったので、キーワードを付けたい放題やってたんです。その結果、1つのタグに記事が1~2個しかないとか、ふつうでした。
タグを設定する前に、タグに関連する記事がどれくらい作れるのか、記事の見込み数を考えるのがおすすめです。
片手で数えられるくらいの記事数しか作れそうにないなら、そもそもタグは設定しないほうがいいです。
WordPressブログでタグをつけるコツ②カテゴリー名と重複させない
タグの名前をつけるときは、カテゴリーの名前と重複しないように注意してください。
たとえば英語学習のブログの場合、「TOEIC」という名前のカテゴリーがあるなら、「TOEIC」という名前のタグを作るのはNGです。
タグとカテゴリーが重複すると、ブログ内に同じ名前のページが存在することになります。すると、Googleはどちらのページを評価すればいいかわからなくなり、評価が分散されてしまうわけです。
最悪の場合、Googleから重複コンテンツであるとみなされるかもしれません。
Googleは重複コンテンツが嫌いです。なぜなら、同じ内容のページはユーザーの利便性を下げるから。
重複コンテンツがあるとGoogleの評価が下がり、検索順位に悪影響を及ぼします。なので、タグ名とカテゴリー名は必ず違う名前に設定しましょう。
WordPressブログでタグをつけるコツ③1記事に多数のタグをつけない
1つの記事にタグをたくさんつけてしまうのもNGです。
考えてみてください。1つの記事にタグ(キーワード)がたくさんあると、どのキーワードに関する記事なのかわからないですよね?
たとえば英語学習のブログの場合、「英検」と「英会話」のタグが両方ついていた場合、「一体どっちの記事だ?」って混乱しちゃうわけです。
タグをたくさんつけるとキーワードが分散されてしまうので、SEO的にもデメリットになるかもしれません。記事にタグをつけるときは、本当に関連性の高いタグだけをつけるようにしましょう。
WordPressブログでタグをつけるコツ④タグはnoindexにするのがベター
タグのような記事一覧のページは、「重複コンテンツ」または「低品質コンテンツ」とみなされるリスクがあります。
そうなったら、Googleの評価を下げるのがオチです。
なので、タグは「noindex」に設定しておくのがベターといえます。
noindexとは、検索エンジンにページをインデックスさせないようにするためのタグのことです。
低品質コンテンツをあらかじめnoindexに設定しておくことで、SEOに悪影響を及ぼすことを未然に防ぐことができます。
ただし、タグをnoindexにするのが必ずしも正解なわけではありません。これは人によって意見が分かれるところなので、あくまで参考程度に考えておいてください。
WordPressブログでタグを設定する方法
ここからは、WordPressでタグを設定する方法をご紹介しておきます。
方法は以下の2通りあるので、順番にわかりやすく解説します。どちらもめちゃめちゃ簡単です。
WordPressのタグ設定方法
- 管理画面で設定する方法(事前に作成する)
- 投稿画面で設定する方法(記事投稿時に作成する)
WordPressブログでタグを設定する方法①管理画面で設定する方法(事前に作成する)
まずはWordPressの管理画面へ行きましょう。管理画面左端から、「投稿」⇒「タグ」の順番にクリックします。
順番に進んだら、以下のような「タグのページ」にたどり着きます。ここでは、タグの新規作成・編集が可能です。
タグを新規作成する場合は、以下の項目を入力しましょう。
- 名前(タグの名前)
- スラッグ(タグのページのURL名)
- 説明(タグのページに関する説明文)
タグの名前とスラッグは、できるだけ短くシンプルな表現を心がけてください。スラッグは日本語ではなく英数字で記入しましょう。
スラッグ名はタグの名前をそのまま英語にするか、ローマ字表記にするのがおすすめです。スラッグに意味を持たせることで、クローラーに有利に働くという説もあります。
なお、タグの説明文はあってもなくてもOK。入力する場合は、簡潔にわかりやすくまとめることを意識しましょう。
WordPressブログでタグを設定する方法②投稿画面で設定する方法(記事投稿時に作成する)
もう1つは、記事の投稿画面で設定する方法です。
記事投稿画面の右側に、以下のような「タグ」という項目があります。
ここに直接「タグの名前」を入力して追加をクリックすれば、タグが新規作成され、その記事にタグが設定されます。
かなり簡単な方法ではありますが、この方法ではスラッグと説明文が設定できないので、あとで自分で編集する必要があります。
タグを編集する方法
タグを編集するには、①の「管理画面で設定する方法」と同じページへ行きます。
タグ管理ページの右側に、作成済のタグが一覧表示されます。編集したいタグの名前か編集ボタンをクリックしましょう。
すると、以下のようにタグの編集画面が表れます。編集が終わったら、最下部の「更新」ボタンをクリックすれば完了です。
まとめ:WordPressブログでタグを設定する前に、コツを覚えてSEO評価を下げないように注意しよう!
というわけで、以上です。
WordPressでタグを設定するときに注意すべき点は、以下の4つでした。
タグの設定だけでSEO評価を上げることはあまりないかもしれませんが、逆にSEO評価を下げるリスクはかなりあります。
本記事でご紹介した最低限のルールを覚えて実践してみてください。
なお、SEO対策ではタグの設定よりも重要なことがたくさんあります。『SEO対策とは?自分でできる無料のやり方を初心者向けに解説』の記事から、あなたに必要なSEO対策方法を見つけてみてください。
ではまた。
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