本記事の内容
- WP Multibyte Patchとは?
- WP Multibyte Patchは不要?
- WP Multibyte Patchの具体的な機能
- WP Multibyte Patchのインストール手順
- WP Multibyte Patchの使い方・設定方法
本記事の信頼性
ブロガー歴2年半(初心者でブログを始めた元会社員)
趣味ブログで月間15万PV、月収15万円を達成
妻と2人の子供を抱えるパパ(専業主夫として家事・子育てを兼業)
WordPressサイトを運営していると、「文字化け」や「日本語の表示エラー」が起こる可能性があります。
そんな日本語の不具合対策におすすめのプラグインが、「WP Multibyte Patch」です。
本記事では「WP Multibyte Patch」の使い方を、ブログ初心者さんにもわかりやすく解説していきます。
早速見ていきましょう。
WP Multibyte Patchとは?
『WP Multibyte Patch』は、WordPressにおける日本語の不具合を修正してくれる、無料のプラグインです。
WordPressは英語のソフトウェアなので、日本語で記載すると文字化けしたり、正常に表示できないことがあります。
WP Multibyte Patchを導入すれば、そういった日本語の不具合を解消してくれるわけです。
WP Multibyte Patchは導入不要?
こんなふうに疑問に思う人もいるかもしれません。
プラグインをたくさん入れすぎるとサイトが重たくなったり、エラーの原因になるので、たしかにプラグインを精査することは大切です。
ですが、結論としてはWP Multibyte Patchのプラグインは入れておくと安心です。可能な限り導入しておくことをおすすめします。
実際、以前まではWordPressの初期状態で、WP Multibyte Patchのプラグインが導入されていました。
とはいっても、具体的にどんな機能を果たしているのか知っておかないと、ホントに必要なのか判断できませんよね。
WP Multibyte Patchの具体的な機能
結論として、WP Multibyte Patchの具体的な機能は以下のとおり。
WP Multibyte Patchの具体的な機能
- 抜粋を正しく表示する
- 文字数を正確にカウントする
- 全角スペースを区切り文字として認識させる
- 文字化けを防ぐ
- ファイル名のサニタイズ
聞き慣れない単語が出まくってしまったので、順番にわかりやすく解説していきますね。
WP Multibyte Patchの具体的な機能①抜粋を正しく表示する
「投稿抜粋」とは、記事一覧などで表示される記事本文の抜粋のことです。
日本語を使うと、抜粋を正しく表示できないケースがあります。WP Multibyte Patchを有効化すれば、抜粋の最大文字数を正しく取得できるため、正確に抜粋分を表示できるようになります。
WP Multibyte Patchの具体的な機能②文字数を正確にカウントする
WordPressでは、投稿記事の編集画面で文字数をカウントする機能があります。
ですが、もともと英語のプラットフォームなので、デフォルト設定では日本語の文字数を正確にカウントすることができません。
そこでWP Multibyte Patchを導入すれば、日本語の文字数を正確に測ることができるようになります。
WP Multibyte Patchの具体的な機能③全角スペースを区切り文字として認識させる
WP Multibyte Patchには、サイト内で検索するときに「全角スペースを区切り文字として認識させる」機能があります。
たとえば、ユーザーがブログ内の検索窓で、「ブログ 書き方」と入力して検索するとしましょう。でも、WordPressでは全角スペースを認識できないため、実際には「ブログ書き方」と検索していることになります。
そこでWP Multibyte Patchを有効化すれば、全角スペースが認識できるようになるので、全角スペースによる区切りがサイト内検索で可能となります。
サイト内検索は便利な機能なので、それがうまく使えないのは損です。
WP Multibyte Patchの具体的な機能④文字化けを防ぐ
WP Multibyte Patchには、さまざまなケースにおいて文字化けを防ぐ機能があります。
メール送信時の文字化けを防ぐ
WordPress運営サイトでは、プラグインを使ってお問い合わせフォームを作ることが多いです。
そして、お問い合わせフォームからメールを送信するときに日本語を使うと、文字化けする可能性があります。
WP Multibyte Patchを有効化すれば、メール送信時の文字化けを防ぐことが可能です。
トラックバック・ピンバック受信時の文字化けを防ぐ
WP Multibyte Patchには、トラックバック・ピンバック受信時の文字化けを防ぐ機能もあります。
トラックバックとは、他のサイトの記事を引用したときに、リンクを貼ったことを引用元に手動で通知する機能です。
ピンバックとは、他のサイトの記事を引用したときに、リンクを貼ったことを引用元に自動で通知する機能です。
WordPressでは、トラックバックやピンバックを受けたときに、引用先の記事のURLを表示することができます。
このときに文字化けが発生することがありますが、WP Multibyte Patchを有効化しておくことで文字化けを防ぐことが可能です。
WP Multibyte Patchの具体的な機能⑤ファイル名のサニタイズ
WordPressで画像ファイルをアップロードするとき、ファイル名が日本語のままだと「画像が表示されない」などのエラーが発生することがあります。
なぜなら、WordPressが日本語のファイル名に対応していないからです。
このときに活躍するのが、WP Multibyte Patch。このプラグインを有効化しておくと、日本語名のファイルもアップロード時に自動的に英数字に変換してくれます(これをファイル名のサニタイズといいます)。
WP Multibyte Patchの使い方・設定方法
WP Multibyte Patchのインストール手順
ここからは、WP Multibyte Patchのプラグインのインストール手順を解説していきます。
まずはWordPressの管理画面へ行き、左端から「プラグイン」⇒「新規追加」に進みましょう。
次の画面右上の検索窓から、「WP Multibyte Patch」を入力して検索します。
WP Multibyte Patchのプラグインは以下のとおり。「今すぐインストール」をクリックしましょう。
クリックしたら、「有効化」というボタンに切り替わるので、またクリックします。以上でWP Multibyte Patchのインストールは完了です。
WP Multibyte Patchの設定方法について
WP Multibyte Patchには、設定の編集画面がありません。
設定を変更することも可能ですが、サーバー上のファイルを書き換える必要があるので、手間もリスクも伴います。
ちなみに、設定を変更できるのは以下のような内容です。
- 投稿抜粋の文字数を変更する
- その他外国語の文字化けを防止する
まとめ:「WP Multibyte Patchは不要」はウソ。使い方は超簡単なので必ず導入しよう!
というわけで、以上です。
WP Multibyte Patchは不要?と疑問に思う人もいますが、必須です。文字化けや検索時の不具合は、ユーザーにとってゲンナリする要因になります。
インストールしたらすぐに機能を発揮してくれるのも魅力の1つ。無料なので、ぜひ取り入れてみてください。
ではまた。
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